OYAZEES主催 富士山トリクライム練

山中湖>篭坂峠>あざみライン>御殿場>スカイライン朝霧高原>スバルライン>山中湖 (212km,獲得標高 5200m弱)
ロング練をまったくしていないこの数ヶ月,そろそろ富士山あたりでロングをしたいなーとつぶやいたら,K坂さんから OYAZEES主催の富士山トリクライム練に誘って頂きました.齢35を突破して僕もついに OYAZEES認定されたようです.おめでとうございますありがとうございます.
ちなみに富士山トリクライムとは,富士山5合目までの自動車道3本(富士スバルライン,富士あざみライン,富士スカイライン)を 1日で走破しようという素敵な取り組みです.燃えカス一つ残らない完全燃焼が確実な,素敵なコースレイアウトなのです.
朝5時過ぎに自転車をステップワゴンに積み込んで自宅出発.TIME君はヘッドベアリングの交換作業によりイシダさんのお店に入院中なので,今日は通勤 BH号にて出撃なのです.通勤号といっても BH G-1はロベルト・エラスブエルタで総合を獲った軽量フレーム.今日の厳しいコースでも問題ない・・・はず.ペダルは MTBSPDでホイールは2kg超だけどなw 途中,高速日野バス停にて K坂さんをピックアップして,6時半頃に集合場所のコンビニに到着.サポート込み 15名の変態さんが集結しておりました.本日はヒルクラ女王あゆか様も参加されており,あゆか様に負けたライダーには厳しいお仕置きが課せられる模様.お手柔らかにお願いします・・・.
前日までは絶望的な天気予報で覚悟していましたが,いざ当日になってみるとピーカンなお天気でむしろ暑いくらい.7時過ぎにスタート地点のコンビニを出発できました.篭坂峠はアップ代わりのまったりペースで登り,須走口に到着.いよいよあざみラインを登ります.今日は 39-25Tしか持ってきていないので,あざみは辛い登りになりそうです・・・.

(以降,詳細は「続きを読む」から)
スタート直後の直登 8%区間からいきなりパイン M村さんが異常なクライムスピードで先行(シンジラレナイ・・・),ポールさんが追走する展開.しばらく泳がせたところ 2人のペースが落ち着いたようなので,ここでじわじわ追い上げて合流して 3人逃げを図ります.39-25Tだとガツンと斜度の上がる馬返し以降でギアが足りなくなるのは確実なので,比較的緩斜面(それでも相当に激ってます)な前半でなるべく逃げてマージンを作っておきたいというココロモチなのです.しばらくすると序盤明らかなオーバーペースだった M村さんが遅れ(ホッッ),地脚の強い ポールさんが抜けだして少し離れて僕が我慢の追走という展開となります.
馬返しを過ぎてしばらく頑張って逃げたにも関わらず,7km過ぎの 20%超激区間にて豪脚コンビなパインN崎さん&HOT K坂さんにかわされる.こちとら 39-25Tでフミフミしても止まっちゃいそうなのにお二人はぐいぐい登って行く.こりゃ脚力のモノが違いますな・・・.それでも諦めずに踏んでいると先行してたポールさんには追いついて並走することには成功.ここでポールさんはボソっと「ここはなんちゅう坂だ・・・」,僕は「ゾンコランです」w.やがてじわじわポールさんを引き離すことに成功して単独で先頭2名を追いかけましたが,まったく姿も見えずにフラフラ状態で須走5合目ゴール.1分くらいは差を付けられちゃったようですが,なんとか 3番手を獲得できたのは良かったです.ほぼ差もなく続々と皆さんゴールされ,その中には笑顔で楽々ゴールのヒルクラ女王あゆか様の姿も(あぶねー!!).噂にはカネガネ聞き及んでおりましたが,あざみラインをこれだけ軽快な足取りでフィニッシュする人を見たのは初めてです.恐ろしすぎる・・・.

冷えないうちにそそくさと下って(通勤仕様 BHでの 82km/h超ダウンヒルは怖かった)御殿場経由でスカイライン麓のコンビニで補給.ご飯を食べた後は本日 2本目の富士スカイラインHCの御開帳です.富士スカイラインは,一昨年の富士周回練の記憶によれば麓から 25km以上続く超絶長い登りだったはずです.競り合うとスタミナがもちそうにないので,自衛隊駐屯地側そばの序盤から逃げてマイペースで登り切る作戦にしました.
序盤は M村さんがペースを作って登ります(このお方,たぶんパワーが凄くてナチュラルにハイペースなんですよね・・・).やがて集団の先頭に出てじわじわとペースを上げて先行.予定通り旧料金所分岐までの登りで後続を振り切ったつもりが,なんと Takaさんに一気に追いつかれてかわされた!! ほんの数百メートル手前で後続確認したときには全く目に入らなかったのに凄い瞬発力.
いっきに 10〜20秒くらい先行されてしまいましたが,頑張って踏みなおして差をキープ.数キロくらいの我慢しながら少し勾配が緩んだところで断続的にギアをかけて差を詰めて,一気に前に出てなんとか振り切る.そこからは高強度を維持して,5合目駐車場手前で売り切れたものの,なんとか逃げきって1番手ゲット! ホントにつらかった・・・!!
ここもほとんど差もなく後続到着.ということはすなわち,女王あゆか様も差もなくゴール・・・(ガクガクブルブル).

朝霧高原の登りは山岳ポイントのかからない移動区間とのことでしたが,Takaさん,ポールさん,M村さんグループと走っていたら,ピーク直前でスカイラインでコンディション崩されてたマスケンさんが見事な差しきりスプリントを決めた(ほんと気持よくヤラレマシタ)あたりから変なスイッチが入ったようです.みんなガンガン回して高速ローテでダウンヒル.さらに国道に入ってからはポールさんの鬼の一本引きで,オケツに張り付いているだけなのにイッパイイッパイです.52-12Tではギアが足らずに回しきっちゃうペースですよ・・・.更に信号ストップで単独で追いついてきた(!!)N崎さんも合流し,最期の陸橋登りでのスプリントで見事に使いきりました.まだスバルラインが残ってるのに・・・何やってるんでしょうねw.
スバルラインは料金所までは集団で淡々と登り,料金所から1合目手前辺りで K坂さんと集団を抜け出します.そこから結構な区間は K坂さんとランデブーでしたが,いつのまにか K坂さんがペースダウン(わき腹通とのこと.炭酸コーラの飲み過ぎだったようですw)で単独走となります.完全に筋肉が終わってるのを我慢しながらペダルを回していきましたが,それでも 3号目あたりの工事信号でストップをかけられ足を着いたところで吊ってしまい,以降はペースダウン.4合目手前あたりからは酸欠症状も出て視野狭窄になりながら惰性でペダルを回すのみです.(サポートカーからの声援をうけても応える気力もなし・・・) 4合目過ぎからの平坦区間も 30km/h以下でフラフラと走り,ゴール手前の 8%坂は力ないダンシングでヘロヘロと登ってゴール.なんとか逃げきって 1番手でしたが,もう燃えカスすら残らない完全燃焼です・・・.

麓まで下って山中湖スタート地点に向かう途中は,もうハンガーノックでふらふらで,元気にスプリントかけていかれる N崎さん,M村さん,K坂さん(なんでそんな元気が残ってるのか,シンジラレナイ・・・)を見送ってローソンに緊急ピットイン.レッドブルと即効元気の力を借りてなんとかゴールに辿り着きました.
撤収準備を終えたのち,山中湖の石割の湯で疲れを癒して解散とあいなりました.温泉でのポールさんのコメント「コースを聞いたときは”なんてクレイジーなコースだ”と思ったけど,実際走ってみたらやっぱりクレイジーだった」というのが今日の総括だったと思いますw
こんな素敵なクレイジーなイベントに混ぜていただいて,皆様には大変感謝しております.そして一日中をサポートカーでヘルプしていただいたカツラさん、あいさんにはとても感謝しております.サポートなければとても完走できませんでした!!
次回は 9月頃に開催予定とのこと.また宜しくお願い致します.