JCRC第9戦 アートスポーツ杯100km in 群馬CSC

群馬CSCで開催された JCRCアートスポーツ杯100km Aクラスに出場しました.レース中盤で電動デュラエースの電池が切れてしまい,F・R共に変速できないシングルギア状態での走行となってしまいましたが,なぜか集団ゴールできてしまい 18位.電池切れさえなければ表彰台は十分狙えただけに,しょっぱい結果ですみません・・・.ちなみに優勝はうちのエース高坂さんでした.
7時半過ぎに国立府中I.C.に集合・出発して,特に渋滞もなく流れて 10時過ぎ頃に会場到着.午後出走の選手がぼつぼつと準備を始めている頃で,丁度良い進行でした.午前出走のクラスのゴール,キッズレースの終了後に,コースオープンして試走が可能となりました.最初の 1週は軽く走って,次の 1週は要所で心拍を上げてみて 1年ぶりのコースの感覚を掴んで御終い.100kmの長丁場なのでそんなに入念なアップは必要ないでしょう.
Sクラスはスキルシマノ土井選手,TD沖縄チャンプ経験者 2名,元MTB日本代表,元F1レーサーなどなど含む豪華な面子.あー,あっちで走りたかったなぁ〜とか重いながら,Sクラスの 2分後に我ら Aクラスもスタートです.人数が結構多いので集団の前の方で走るのは基本ですね.中切れしやすいコースですし.
今年の Aクラスのペースは非常にまったり.まったりペースで選手にも余裕があるのか,ヘアピンコーナーもそれなりに安定して下ってるので危険も感じないです.レース通じて他のクラスの選手をパスするときも,そこそこ安全にやりすごしてたように思います.*1 まぁ,切れてる選手は余裕がない状態のはずなので,追い越す側の集団が余裕をもって対応してあげるのが基本だと思いますですよ.罵声を浴びせたりしたら相手はテンパっちゃうので余計に危険が危なくなっちゃいます.
あまりにペースが緩すぎるので,集団先頭に出てローテしたり抜け出てみたり動いてみる.抜け出てもまったりペースの集団は放置プレイで,さすがに1人では走りきれないのでまた集団に戻るって感じ.動くのも馬鹿らしいので余計に集団はまったりに・・・という膠着状態です.眠いよー,つまんないよー.
ところが,ここでつまんない状況に大きな変化が起きました.6〜7周くらい回ったところで(よく覚えてない)で,フロントがインナーに入ったままアウターに上がらない.あれれ? っと思って確認してみると,なんと電動デュラの電池切れです.上り区間と下りのコーナー区間は別に問題ないのですが,ストレート区間とヘアピン後の登り返し加速区間が凄まじく辛い! 心臓破りのところでは集団先頭にいてバックストレートに入るのですが,完全に回しきっちゃってサーカスのクマみたいにシャカシャカ回して走っても,のんびりペダルを回す集団に追いつかれちゃう状態です.
この状態な時点でスプリント勝負は不可能なのですが,まぁできるところまで走りましょう.勝負どころで僕の後ろに位置取りして中切れされちゃうと顰蹙なので,集団の前方にいる面子には電池切れでフロントが変速できない旨をお知らせしておきます.これでスピードを上げたい状況では僕をパスして前に行くはず.
数周回はインナー縛りな状態で走っていましたが,群馬CSCの Aクラス程度なら意外にいけますね.ヘアピンの立ち上がりで死ぬほど回して集団に喰いついておけば,直後の登りで集団の前方に上がってやり過ごせるようです.
しかし 10周回を過ぎたあたりでついに電池は底を尽き,リアも 15T付近で止まって動かなくなってしまった.終わった・・・.さすがに集団先頭を引いていると迷惑なので,シングルギア状態になっちゃったことを周知して集団最後尾に下がる.下りはあっという間に回しきって,登りは部分的にギアが重すぎる微妙な状態.いくらなんでもこれは千切れてしまうでしょう.
と思ってたら,まったりペースなのでシングルギア状態でも意外に走れちゃいました.数周回を集団後方でこなしても,周囲の人たちはあまりに大人しい.こんな調子で良いの??なんて状態なので,遠慮なく再び集団前方に上がらせていただく.平坦・下りは死ぬほど回して集団内で下がりながらもなんとかこなし,登りは SFR状態でダンシングで無理矢理登れば,集団前方でも結構いけるじゃん.
最終周回も集団のまったりペースは相変わらず.これはまずい予感がする・・・.と思ったら,心臓破りの坂で 1人がアタックをかけたタイミングで,ここまで比較的大人しかったエース K坂さんが満を持してのアタック! やっぱり!(笑) 集団はここからかけてもホームストレートで追いつけると思ってるのか放置状態なのですが,これは K坂さんの独走力を知らなすぎで甘い.甘すぎる!! 直ぐに反応してダンシングで集団から飛び出して追走をかけるも・・・アウターが無い(笑).僕が追走集団をローテしちゃうようなペースだとお話にならないわけで,これは K坂さん逃げ切ったと確信しました.
集団スプリントもインナー 15Tだとお話にならないので,邪魔にならないように横一列に広がったスプリントラインのすぐ後ろにつけてゴール.18位でした.
反省点は,ちゃんと電池はチェックしましょう・・・に尽きます(笑).でも電動デュラは良くできていて,電池が切れてもフロントはインナーで動かなくなり,リアも真ん中あたりで動かなくなるので,なんとか家に帰れるギア比にしておいてくれるのです.走り方によっては JCRC Aクラスくらいならなんとかなる・・・と.アウターギアで動かなくなっていればゴールスプリントもいけたかも??(笑) Sクラスならヘアピンの登り返しのペースアップで即死ですけどね.
今回の Aクラスは本当にペースがゆるかったです.Sクラスメイン集団の平均時速から 1.5km/h低いというのはいくらなんでも遅すぎ.脚のそろった仲間と 100kmをサイクリングしてきましたというのが,今回の JCRCの感想でした.いつもの HOT朝練の方が強度高いですし,ジロデの K坂さんとのデッドヒートの方が何倍も辛かった.Aクラスの上位の面子はみんな物足りなかったのでは.
まぁ,とりあえず群馬CSCの苦手意識はだいぶ解消されてきたので,それだけでも良かったと思うことにします.もうちょっと頑張って練習して,早く Sクラスの濃い面子に苛められるようになりたいものです.

*1:記憶している限りでは,ちょっと危険だったのはコース中央付近でフラフラしていた他クラス選手が 2〜3人いたくらいか?