Mt.鳥海バイシクルクラシック 2005(二日目・ヒルクライム)

いよいよ東北の坂馬鹿イベントも二日目.矢島町の市街地から鳥海山まで駆け上るヒルクライムレースです.美ヶ原はあまりにも気温が高すぎましたが,今回はコンディションもそこそこ.個人的には非常に楽しく走ることが出来ました.
写真は,一日目のアルバムと同じところに.
例によって,詳細は「続きを読む」から.
いよいよ二日目.晴れてます!! 天気予報の雨マークは一体なんだったんだというような快晴.気温も上がりそう・・・.登っちゃえば上のほうは涼しいでしょ!と思い,適当にスタートです.
美ヶ原で朝食を食べ過ぎて気分が悪くなってしまった反省から,今回はシャケとノリは食べずに,登りの栄養分だけご飯を軽く食べる程度にとどめておいた.あとはスタートちょっと前にウィダーゼリーを食べて血糖値を上げればいいかな.スタート前にみんなでそこら辺をアップ走行.落ち着いて見ると,矢島周辺はとてもイイ感じ.特に矢島駅はかなりイイ.のんびり輪行で来て鳥海山周辺をサイクリングするってのも素敵じゃないだろうか.
ヒルクライムのコースプロファイルはこんなかんじで.
7時50分に日進館に集合.8時からパレードランでスタート地点のマックスバリュに移動.チャンピオンクラスから,クラス毎に順次一斉スタートなのだ.やがてチャンピオンクラスがスタート.頑張れコウサカさん!とココロで思うも,こちらも余裕がない(笑).若い順(男子A,男子B)にスタートして,いよいよ我々の男子Cもスタート.美ヶ原は前半飛ばしすぎたので,今回はスタート後は意識して抑え目に走る.スタート直後の数百mの直線は,ほぼ平坦.沢山の選手に抜かれたが,どうせ登り区間に入れば自然に淘汰されるのだから気にしない.時速 30kmくらいに抑えてマイペースで行く.ここを飛ばせば 20秒くらい稼げるのでしょうが,焦って心拍を上げちゃっても仕方ないし,なにより混雑区間での接触トラブルが一番馬鹿馬鹿しいですからね.安全運転で走ります.ホビーレーサーのライバルは自分自身.他人との戦いはこのくらいでいいのだ.
左折してしばらくしてからいよいよ本格的な登り区間に突入.さっきまで快調に飛ばしていた先行組が続々と脱落している.ここまで並走していたマツモトさんに「行ってらっしゃい!」と激を飛ばされ,ココロを決めて戦闘モードに入りました.自分よりも遅いペースの人をひょいひょいと抜いていくと,やがて自分と同じくらいのペースの皆様にぶつかり,しばらくランデブーです.でも,登り区間が同じくらいの人がいないんですよねー.登り区間で引き離して,下りで逆転されて,また登りで追いついて・・・って感じ.私の下りの下手さ加減が身にしみました.(笑)
ハーフゴール地点まではかなり快調なペース.ハーフゴール前の区間がちょっと厳しいですが,練習中のダンシングでなんとか乗り切った・・・つもり.かえって疲れてるかもしれない(汗).感じとしては奥多摩周遊TTのコースの前半区間の斜度を上げた感じ.キツイ区間の後には必ずご褒美のくだりがあるので頑張れます.大回りが必要なほどの斜度も無いので,積極的にインを挿して登れますね.下りでは乳酸を抜くようにクルクル回しながら下って脚を貯めて,登りでガツンと取り戻す作戦で乗り切りました.途中の給水ポイントではことごとくコップのストック切れで,水獲得は一度もできませんでしたが,気温も下がってボトルの水もかなり残っているので大丈夫!! 途中で女性と旦那さんの2人組*1が,声援とともにボトルで水をかけてくれました! 冷たい!! 頑張れる!!
後半になるにつれて徐々に斜度は上がりますが,キツイ区間は長くないので大丈夫.私の貧脚でも 25Tや 23Tを使うことが多かったです.後ろのクラスの速い人が集団で上がってきたので,その集団の後ろにつけておこぼれでひっぱってもらい,同クラスの前にいる人を追いかけます.これでちょっと休憩して,最後の激坂区間に備えます!! GIANTの TCR Advancedに乗った人を発見したので,兄弟フレーム(笑)としては絶対に負けられない!と思いましたが,最後の激坂で振り切られて敗北.悔しい(笑).
そして今日も完全に心肺売り切れ状態でゴール.手元計測で 1時間22分04秒.美ヶ原よりも 4分くらい速く,アベレージ速度も 20km/hを越えてました.美ヶ原よりもコンディションが良かったせいでしょうね.そのうちみなさんも続々とゴール.体調が悪いといっていたイシダさんも見事フルクラス完走でゴール.コースコンディションもよかったためか,全体的に記録を伸ばされているようです.(優勝タイムも1時間4分台だとか・・・!) コウサカさんは低調といいつつも1時間13〜15分程度でゴールだとか.低調でも私よりも7分以上速い・・・.まだまだ遠いなぁ・・・.
頂上でスイカと冷たいお絞り,麦茶を頂き,下ってからおにぎりとトン汁を頂きました.旨い!! 
そして今回のレースはまだまだやることがあるのです.宿に戻ってバタバタとお風呂に入って荷造りをしてから,今回のメインイベント(笑),乳頭温泉に出発です.宿提供の「伊豆温泉」さん,有り難うございました.

さてさて,乳頭温泉卿にやってきたものの,外湯の情報がわからない.そこで,一番目立つ休暇村 田沢湖高原にて,ヒアリングをすることにした.
 TOK:「すみません.お勧めの外湯を探してるんですけど,この辺の外湯の情報を教えてください」
 フロントの人:「うちも外湯をやってるんですけどね・・・」
 TOK:「・・・」
それでも観光パンフをくれて親切に教えてくれるあたりは,さすがプロですねぇ.みなさん,「休暇村 田沢湖高原」はすばらしいスタッフのいる,いい温泉ですよ!!
しかしながら,「それはそれ,これはこれ」. 頂いたパンフを参考にして,今回は「孫六温泉」と「黒湯温泉」に入ることにしました.孫六は小さな湯船がたくさん.黒湯は湯船は小さいものの,見事な露天と木の湯船が素晴らしい.私は黒湯温泉が気に入りました.(たまたま来てたおじさんの話でも,黒湯は人気があるみたいです)

たっぷりお湯に浸かって疲労を抜いたところで,また長々と高速道路で帰還しました.遠いなー!! ドライバーの皆様,ホントにご苦労様でした.途中の S.A.で,ダッジが 3台もいるというアリエナイ光景があったりしましたが,無事に 深夜 0時頃にお店の前に到着.コウサカさんも電車に間に合ったみたいで良かった良かった.ほんとにみなさんオツカレさまですた.

*1:有名な速い人みたいで,いろんなイベントで応援してくださってるとか.