ツール・ド・フランス 1999-2005

今年のランスの年甲斐も無い(笑)活躍を見て,Amazon.co.jpでポチッとなしました.

ツール・ド・フランス 1999-2005 [DVD]

ツール・ド・フランス 1999-2005 [DVD]

今のところ 1999年と2000年を見終わったところ.1大会を 3時間にまとめているので,ただ眺めてるだけでもそれなりに時間がかかるのですよ.それが見所満載のツール・ド・フランスなわけですから,大変なのです.
まずは 1999年.ランスの復活劇も凄くて面白かったですが,マリオ・チッポリーニの圧倒的なスプリントが凄まじかった! 今年のツールのカベンディッシュ以上の強さを感じます.なんといっても,あのエリック・ツァベルが全く歯が立たないんですからね.
2000年はやはりパンターニでしょう.超級山岳がまるで平地のように見える軽いライディング.異次元の速さでした・・・.ああいうクライマーはもう二度と出てこないのでしょうね.そして元祖期待はずれエースのウルリッヒ(笑).今で言うとクネゴバックアタックを見ているような,暖かな気持ちで彼を見守ろうと思います.(身体能力の高さだけは,映像からも見て取れるんですけど・・・)
レースの機材もまだ古いし(モノコックフレームなんてまだ無いし,TTバイクですらファニーバイクが禁止されてダイアモンド形状のエアロ形態を試行錯誤している段階),スプリントのトレイン戦略も確立されていない(これはファッサボルトロチームの登場を待たねばなりません).ヘルメットも義務化されておらず(集団スプリントでちらほら使っている人がいる程度),ベッティーニですら若僧扱いされている時代です.選手の顔がしっかり見えて,原色バリバリの素敵な(笑)コーディネートのジャージが映えるレース映像は,今見ると新鮮かも.
ところで,1999年の DVDに収録された映像は,特に近年の J-Sports HV中継を見慣れているだけに,さすがに古さを感じます.でも,2000年になっただけでも,技術革新からか,映像が綺麗になっている! そういえば,ランスの 7年間は映像技術の進歩も進んだ期間なのでした.2005年に至るまでにどこまで綺麗になるかも楽しみです.(笑)