番長練 梅ヶ谷峠〜奥多摩湖〜柳沢峠〜演算

朝 4時に出発という練習会.サイクリストに出会わないというか,そもそも人の気配すら無い.文字通り「未明」からの練習なのです.おかしいよ・・・.
すっかり冬模様の柳沢峠からは,富士山もくっきり見えました.(w

集合

冬装備にがっつり身を包み,家を 4時15分に出発.ホントに 4時です.16時じゃありません.沖縄ですっかりカーボショッツを使い切ってしまったので,今日の補給食は黒糖コッペパン.背中のポケットに突っ込んで走り始めます.ジャージは 2XUの冬ジャージ.足元も,ソックス2枚+ウィンドブレークソックス+シューズカバーで固めているので,気温の低い早朝でもヌクヌクです.
4時25分に上水本町交差点で ADUさん,K.Araiさん,t-cofee君と合流.やっぱり寝坊せずにちゃんと来ましたか.そうですか.残念です.適当にローテーションをしながら五日市街道を武蔵五日市方面に進みます.今日のメンバーは元気な人が多いので,結構ハイペースです.山に行く前に疲れそうだよ・・・.

梅ヶ谷

武蔵五日市の駅前を右折して登りになると,ADU番長が当然のように加速.人間ってどうしようもないときは笑っちゃうみたいで,ハハハハハ,どうしよう・・・.このままだと K.Araiさん,t-coffee君ともども置いてけぼりになっちゃうので,一生懸命 ADUさんを追走して「みんな付いて来れてないです〜」とペースダウンを提案.オトナな ADUさんはスピードを緩めてくださいました.良かった・・・.
坂本交差点を左折して梅ヶ谷峠に突入したら,ここからはスピード練解禁ということで.一気にスピードを上げさせていただいて,列車を組みつつ序盤の緩斜面を登っていきます.ちょっとカッコ良いぞ〜.ちょっと急になったところで「確か,もうそろそろピークだったよな?」と思ってアタックをかけて抜け出してみた.しかしこれが大間違いで,峠はまだまだ続いてます.泣きを入れながらちょっと緩くなったところで息を整えて,またウリウリウリっと急な所を登って,最後は ADUさんと仲良くゴール.K.Araiさんからは「頂上で待ちましょう」と言われてましたが,頂上は寒いのでゆっくりと下りながら待つことにします.信号のところで少しまってたら K.Araiさん達も下ってきて無事に合流.いきなりかなり追い込んで脚を使ってしまいましたが,キモチヨク走れました.

奥多摩湖

吉野街道〜青梅街道はゆっくりサイクリングペースで.正直,梅ヶ谷のダメージで結構息が切れてます.(笑) 御岳のアプローチで ADUさんが左折の手信号を出し,我々も「あ,御岳だ」*1
「それにしても,梅ヶ谷峠は暗いですねー」「確かにダンプに轢かれたら気付かれないですよねー」「でも,暗闇峠練のカテゴリ付けをするなら,カテゴリ超級は『鋸林道』ですよねー」「確かに梅ヶ谷峠は街灯がありますからね.カテゴリ3級くらいですね.」「和田峠は灯りが全くないですね.2級くらい行きますね.」「奥多摩周遊って実は街灯が無いんじゃないですか?」「そうですねー.あそこは登りよりもむしろ,下りがかなり死ねそうですねー.」
奥多摩湖までの区間はアップダウンが激しくて追い込んで走れば結構キツイのですが,いかんせんトンネルや交通量の多さもあるので,談笑しながらゆっくりとジェントルなサイクリングになりました.奥多摩湖に到着する頃にはようやく夜も明けて明るくなってきて,奥多摩湖畔の紅葉もしっかり見えるようになってきました.湖面に映りこむ紅葉がとても美しいです.

丹波山村

奥多摩湖から丹波山村までのアプローチは,地味に登りがキビシイのです.沖縄からふくらはぎの張りが取れないのでシッティングで回転重視で登っていきます.下りでペースを落として,登りで回転回転って感じで登っていきます.丹波山村のガソリンスタンドの自動販売機まで ADUさんとランデブーで走り,そこで後続を待ちます.え,前回の番長練よりも 15分くらい早い?? そうですか.輪行ヘタクソマンな TOKにとっては,特急かいじに余裕をもって乗れそうで嬉しいところです.
気温も 7度くらいで丁度良く,ボトルの水も余裕があるので,ここでの補給はなし.いよいよ柳沢峠を登り始めますよ〜.

柳沢峠

柳沢の序盤は TOKの大好きな緩斜面のアップダウン.うりうりうりっと走ってたら一人旅になってしまいました.おいらん淵の九十九折れを登りきったところで,一旦おいらん淵まで下って ADUさんと合流.後続を待つかどうか相談しましたが,結構離れてるみたいなので,このまま峠の頂上まで登ってしまうことに決定.
「TOKさん,一之瀬高原に寄ってきたらどうですか? 10kmくらい登れますよ.」「すみません,10kmの登りの寄り道は,さすがに特急に間に合わないです・・・」
柳沢峠は緩斜面がえんえんと続く感じで,フォームを確認しながらシッティングで登るとすごく練習になります.ハムストが鍛えられる感じで淡々と登れる.ちゃんと力を無駄遣いせずに登る練習を意識して,フォームと心拍数を意識しながら追い込んで走れました.はまやらわ茶屋の所までは時速 15kmを下回らない感じでいい感じに登れましたが,やはりここでタレてしまう.キツイところでは 12〜13km/hまで落ち込んでしまうようになり,ヘロヘロになりながら 8時20分くらいに柳沢峠に到着.
5分くらいしたら ADUさんが到着.(なんでお仕事が忙しくて満足に練習もできてないでしょうに,このペースで走れるんだ!?) もう10分くらい待ったら K.Araiさんと t-coffee君が揃って到着.富士山をバックに記念写真を取って,ゆっくり慎重に下りました.
9時15分くらいに塩山駅に到着.輪行ヘタクソマンな TOKも(ちょっと K.Araiさんに手伝ってもらいましたが)楽々パッキング.ADUさんと t-coffee君はさすがの手馴れた作業で速いです.特急かいじ106号に乗り,三鷹駅まで行かれる3名様を残してお先に立川駅で下車.立川駅の巨大なコンコースで自転車を組み立て,セレブ街国立を通過するという羞恥プレイ練をこなして 11時ごろには自宅に到着.
これだけガッツリと走っても午後がフルフルで使える番長練.皆さんにもぜひお薦めします.:-P

*1:ADU番長をもってしても脚を付いたという,平均18%の御岳ケーブルカー脇の激坂をリスペクトして、聖地・御岳への分岐で言う番長練お約束の合言葉.ちなみに,東八道路沿いの某ロードショップ「Oーベスト」では,某N谷店長をもってしても脚を付いたという裏和田峠近くの某林道が聖地らしい.