KTC 9.5sqデジラチェ(小トルク対応)の 1/4(6.3sq)サイズ化


KTCのデジラチェ、ちょっと高いですが、イイですよね。正確なトルク測定に校正もほとんど不要なメンテ性、便利で頑丈で気に入ってます。
しかし、デジラチェには泣き所もあります。それもわりとクリティカルな。 自転車の管理トルクに対応したデジラチェの機種、ソケットサイズが3/8(9.5sq)とクソでかいんですよね・・・。

なので、改造して1/4(6.3sq)サイズのデジラチェ(小トルク対応)を作っちゃいました。
「クソでかい」ってのをもう少し細かくいいますと・・・
自転車メンテナンスでは、チマチマした小さなボルトを締め付る作業がほとんどです。だから小回りの利く 1/4(6.3sq)サイズのソケットが断然便利です。また、自動車メンテや大工作業のような大トルクをガツンとかけることはまずなくて、カーボン製のスモールパーツのような、極めて小トルク(例えば3N・m程度)を管理できる必要があります。すなわち、必然的に「ソケットサイズ6.3sqで、かつ小トルク管理可能なトルクレンチ製品」が望まれることになります。
しかしながら、2N・mから計測できるデジラチェの小トルク測定対応製品って、ソケットサイズ 9.5sqしかラインナップされとらんのですよ。(デカいよ!邪魔だよ!)
作業しやすい6.3sqソケットに対応したデジラチェ(GEK030-R2)もあるにはあるのですが、その管理トルクは 6N・m〜。(カーボンのスモールパーツ割れちゃうよ!)
まさにあちらを立てればこちらが立たず・・・、どうしてこうなった。orz

ということで、ここでサイクルハウスイシダのカリスマ店長 石田さんからアドバイス。小トルク対応 9.5sqデジラチェ(KTC GEK030:http://amzn.to/1SHcKrd )に、KTC純正 6.3sqリペアキット(BR2E-K:http://amzn.to/1SHcPes )を組み込んで、「6.3sqソケットが使える小トルク対応デジラチェ」に変身させました。

ヤッパシこれですわ、最高です。
というか、最初から KTC純正で、この組み合わせをラインナップしておいてくれw