ツール・ド・フランス2006 プロローグ

6・30のオペレシオン・ブエルタのブラックデイの衝撃,バッソウルリッヒ,アスタナチームの出走辞退という波乱の開幕となった今年のツール.ご贔屓のヴィノクロフが出走できないのは非常に悲しいことですが,優勝候補が全くわからない,最後までもつれる展開になりそうです.
個人的に今年の優勝候補は,ディスカバリーの J.ヒンカピーと予想.この人,ランスのアシストとして山岳もランスに付いて集団を引きまくってたわけで,地力は相当に強いはずですよ.チーム力も,CSCT-Mobileがあんなことになった今は,やはりディスカバリーは頭一つ抜けてるはず.かなりの位置に来ると睨んでいます.次点は,個人的な期待から,バルベルデをプッシュ.アスタナ&ヴィノクロフはツールに出られなかった以上はブエルタを全力で獲りにくるはず.バルベルデと激烈な争いをするであろうことを予想して,あえてバルベルデを押すわけです.
で,ツール初日の 7.1kmのプロローグは意外な選手,ハスホフトが獲りました.TTスペシャリストはもう少し距離が無いと厳しいか・・・.ヒンカピーがコンマ7秒遅れの 2位,サヴォルデッリも 5秒送れくらいと,ディスカバリーはなかなか良さそうです.バルベルデは驚きの 21秒台!! クライマーでありながらも,最近はワンデーでも強いだけあって,強力なオールラウンダーに成長しつつありますね.
明日からはしばらく平坦コースが続くことから,数日はハスホフトマイヨジョーヌをキープすると思いますが,マイヨに袖を通すことを目標としているはずの,ボーネンマキュアンも黙っていないはず.ランスというボスの居なくなった今年のツールは,なかなか楽しみなツールになりそうです.w)