宮古島! 2日目

TOK2005-09-26

今日はフェリーに乗って伊良部島に移動。伊良部を一周してました。海岸沿いを島を一周するコースがあって、サイクリストには非常によろしい。アップダウンも大したことないから快適です。
伊良部島の酒蔵「渡久山酒造」さんにて島内にしか流通していない泡盛を入手.島向け(集落向け)に少量しか生産してないらしく、珍しい銘柄を購入しました。豊年の古酒です。:-)
泡盛りをゲットした後に、訓練飛行場でタッチ&ゴーを見物し、ビーチで泳いでました。
宮古島の累積走行距離はおよそ100km。まだまだ元気です。
詳細は「続きを読む」から・・・.

起床してあわただしく旅立ちの準備.背負い袋にシュノーケリンググッズをつめて,いざ出発.まずは平良市街を目指して移動.平良到着が正午過ぎになったのでお昼御飯のお店を探しますが,市街地には呑み屋しかなくて,お昼に開いているお店がありません!! しばらく探し回りましたが,結局,平良港旅客ターミナル内のレストランでバイキングを頂きました.まったく沖縄に関係無い洋食&中華バイキングでしたが,意外に旨かった.まだ今回の旅でご飯にハズレは無いですなぁ・・・!!
平良港からは高速船に乗って,伊良部島に向かいました.自転車は手荷物扱いでそのまま持ち込み可能.船尾の空きスペースに置かせてもらいます.往復料金で 1,000円とお手ごろ料金です.およそ 15分ほどの船旅で,伊良部島に到着です.

伊良部島には島内一周道路があり,海岸沿いにぐるっと島を一周することが出来ます.もちろん,我々サイクリング部隊もそのコースを採用.島の北側は適度なアップダウンもあり,なかなか良いサイクリングコースかと.追い込んで走れば練習にもなると思います.しかし今回はあくまでサイクリング.ちょっと遊歩道コースも織り込みながら,集落までまったりと・・・です.

集落にて「渡久山酒造」さんに寄って,島酒を購入.ところが「渡久山酒造」さんは,集落の中に住居にまぎれて立てられており,麹の匂いがプンプンするもののなかなか発見できない.迷いに迷ってようやくたどり着きました.購入した銘柄は『豊年 古酒』です.伊良部島の中で消費されてしまう銘柄なので,おそらく本土では(というか,宮古島周辺でも)あまり流通していない銘柄かと思います.古酒ではない若い『豊年』(ただし,島の祝酒用に「慶」という銘柄札が貼られています.)も数本購入して,こちらは宅急便で実家に送る.(お土産に島酒を指定されていたのです.) 自分用に購入した『豊年 古酒』は背負い袋に放り込んでサイクリングを再開.720mlの酒瓶が背中にずっしり重い・・・.(笑)

本当は佐和田の浜でシュノーケリングを楽しむはずだったのですが,ガイドブックによると存在するはずのシャワー施設から,なぜか水が出ない!! 仕方が無いので景色を眺めてここは終了.ちなみに沖合いに大きな岩がゴロゴロしている風景ですが,この岩は長年の風波の浸食で・・・ではなくて,200年前の大津波で運ばれて(!!)きたものだそうです.

佐和田の浜の集落からマングローブ林(?)を抜けて,海峡の橋を渡ってしまうと,伊良部島に密接したお隣の島,下地島になります.下地島はその大部分を旅客機の訓練飛行場が占めています.海の直ぐ横まで滑走路がせり出していて,そこを一日中ジェット旅客機がタッチ&ゴーを繰り返している.滑走路のすぐ脇に一般道路が並行しているので,そこからその姿を眺めるだけでも圧巻です.男子なら楽しめること間違いなしですが,女子にとってはどうだか分かんない.離陸する飛行機をバックに記念写真・・・にはいいかもしれない.とりあえず,滑走するジェット機の横を拳を突き出しながら自転車で併走して,ちょっとしたトップガン気分に浸ってみた.<お約束

訓練飛行場から海岸沿いにぐるっと島の西側に回りこんだところで,「通り池」と呼ばれる2つの池がある.別々の池に見えるけど,内部で実は繋がっており,さらには海にも繋がっているらしい.もともとは鍾乳洞だったらしく,波に長年侵食されてえぐられて,現在の形になったとか.この辺り一体は湿原になっていて,夕暮れ時の光景はなかなかに美しかった.お散歩コースにはかなりお勧めです.

下地島をさらにグルッと回って今度は伊良部島南端に戻ったところが「渡口の浜」.今度こそシュノーケリングを楽しむのです.渡口の浜はかなり砂がきめ細かくて,海水浴にはバッチリ.浜の西端には売店とシャワー施設も(有料(100円)ですが)用意されていて,便利です.さっそくシュノーケルとゴーグルとフィンを付けて潜ってみましたが,水が濁ってて余りよく見えない・・・.砂が細かいから波で舞い上がってしまうんでしょうね.シュノーケリングには不向きでした.泣き面に蜂で,せっかく持っていったフィンを片方無くしてしまいました.安物とはいえ,せっかく買ったのに(泣.横っちょの岩場の方だと水が澄んででお魚も良く見えたのに,活躍する間もなく無くしてしまって残念だった.
浜から見える夕日はとても綺麗でしたが,やばいやばい.もう 18時を回っていますか! 早く港に行かないと宮古島への最終便フェリーが出てしまう・・・. 本当は伊良部島の南をぐるっと回って港に行きたかったのですが,やむなく島の中央を突っ切って帰港.おかげさまで最終便にも余裕を持って間に合うことができました.おめでとうございます.
平良市内で A&Wにて軽く夕食をとってからホテルに帰着.距離的には 65kmくらいのサイクリング.ちょっと走り足らないですが,腹八分くらいがちょうど良いんですよね!

そうそう,宮古島(平良市内)には「Book Box」という,こちらで言う TSUTAYA のような本屋があるのですが,ここがお土産ポイントとしてはお勧めです.宮古島内で発行されているミニコミ誌や単行本のコーナーが常設されていて,なかなか楽しいのです.「宮古島の写真集」や「宮古島の絵本」というありそうなものから,「宮古弁の辞書」という変り種まで.そんな中で私が購入してきたのは『宮古スピリッツ』という本.なんと,宮古島宮古島民による宮古島民のためのコミック(!)なのです.駄洒落メインの4こま漫画なのですが,その駄洒落が宮古弁の駄洒落! 本土の人間が読んでもにわかには理解できない独特のワールドがお勧めです.(笑)