BORA ULTRA TWO 買っちゃった

初めてロード(BH G1)を買ったときに同時購入したホイールはキシリウムSL.多分 5年以上使い続けているのですが全く不満もなく,レースバイクを TIMEに乗り換えてからも練習・決戦両用として愛用してます.昔の型はリムもスポークもシルバーなのでビジュアルも軽そうでカッコイイのだ.
しかし,5万キロ以上かけて削り続けてきたリムブレーキ面はマイナスオフセット状態(汗)になってます.コーナー等でのヨレも感じるようになり,リム交換・スポーク交換を含めた本格的なオーバーホールをしないといい加減に厳しい.キシリウムは OHしてこれからも使い倒すとしても,決戦用としてディープリムホイールが欲しいな〜と感じるようになってきました.軽量命な飛び道具よりも,登りでも平坦でも何でも使える万能選手系なやつね.
ディープリムの候補はいろいろあって,ZIPP 404とか MAVICコスミックカーボンとか長いこと悩んでたのですが,TIMEと組み合わせた時のビジュアル,耐久性・信頼性を重視して,カンパの BORA ULTRA TWO(シマノスプロケ用)を導入することに決定.タイヤはチューブラーに新規参入(今まで参入してなかったのがむしろ驚き)の ミシュラン SERVICE COURSEを選択.これは見た目と価格重視での選択でした.
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で,BORAを履いてからの初めての HOT朝練.新しいカーボンロード(BSアンカー RFX-8)をシェイクダウンな奥さんも参加なので,ステゴンでロード2台をデポして現地に向かいました.

登りは,ダラっとした緩斜面やちょっとした下りセクションでは BORAが楽です.キシリウムだと意識して回さないと失速するところで,微妙に休みながら速度維持できます.集団走だとドラフティングの中で埋もれてしまう差ですが,単独逃げとかでは馬鹿にならない差かもしれませんね.
一方で,ダンシングで登るような激坂になるとキシリウムとの違いはあまり感じないです.BORAの方が柔らかいですが,たわんじゃうほど剛性低いわけじゃないので,感覚的には気にならない.そもそも BORAはボーネンさんがもがいても大丈夫な剛性なので,僕レベルの貧脚には影響あるわけないですわな.
平坦セクションではゼロスタートはキシリウムの方が軽快感あるかもしれない.40km/hまでの加速はキシリウムがシャキシャキ進んで気持ちいい.一報の BORAは,40km/hまではグォーンと粘っこい加速なのですが,その先でもう一もがきしたときのグィーンと伸びる感覚が気持ちいいですな.キシリウムだと 40km/hを越えた先で踏んづまるような感覚があるのですが,たぶん BORAはそこで一瞬呼吸を休める感覚で,もう一発もがく余力が残ります.
奥多摩周遊道路の下りは,こらもう圧倒的に BORAが気持ちいいです.踏めば踏むだけスピードが乗っていくのが最高に楽しい.途中に数回ある登り返しセクションも下ハン持ってダンシングすれば失速せずにガンガン回せます.(みんなこんな感じでレースしてたのかー.ズルいや.) スピードが乗るくせに余りにも運動強度は低いので,練習という意味ではあまりよろしくないかも.トレーニングにはやっぱりガンテツホイールだな・・・.

ミシュランのチューブラータイヤについては,これまで履いていたミシュランのクリンチャー(PRO3 RACE)とほとんど同じような感覚でした(ドライコンディションですけど).僕の体重では PRO3は低めの空気圧(6.5〜7.0 bar)設定ですけど,走行感覚的にはこれとほとんど一緒.グリップ感覚もほぼ同じ.値段もチューブラーにしては安いですし,初チューブラータイヤとしてはとりあえず文句無いです.

奥さんのシェイクダウンした BSアンカー RFX8も非常に良い塩梅だった模様.サイズ 390の超ちっちゃいサイズ*1ですが,スケルトンが考えられてて重量以上にペダリングがしやすいとのことでした.390だとサドルもしっかり突き出してハンドルとの落差もアピールできるので,ビジュアル的にもカッコイイ.

せっかく夫婦で良い機材を導入できたので,今年もいろいろと乗って自転車を楽しみたいところです.

*1:150cmクラスな女性が 700Cロードに乗ろうとすると,かつカーボンバイクにステップアップしようとすると,ハッキリ言って BSアンカーくらいしか適正サイズの選択肢がない.日本人もイタリア人体型と同じと勘違いしてサイズ450で女性向けモデルなんてフザケてる海外メーカーなんて,爆発しろ!(笑)