Mt.鳥海バイシクルクラシック2010・2日目ヒルクライム

最悪・最低のレースをしてしまいました.先頭集団に喰らいつくもハーフ手前で胃の内容物をリバースしてストップ,後はサイクリングモードでゴールして結果は 1時間11分50秒くらい.全くお話になりませんでした.レースが始まってしまえばなんとかなるだろうと思ったのですが,そんな甘いものじゃなかったです.
起床時から胃の調子が悪く朝食が全く食べられない.エネルギージェルでカロリーを取って1時間前から坂道を使ってアップ.軽量化のトイレは下痢模様で,実業団あざみラインの朝よりも状態は悪い感じです.スタートは前から 2列目のいつもの位置.よっしー選手が絞れていて明らかに調子良さそうで,今日の優勝候補はおそらく彼.風が強いから集団基調で最終局面まで行って,おそらくパワーでよっしーが抜け出してステージは獲るけど藤田さんが上手くまとめて総合優勝・・・を予想しました.
用意ドンのあとの平坦は割と落ち着いていました.途中で先導白バイがミスコースする(!!)というハプニングもありましたが,幸いレースに影響なく登り区間に突入.5分くらい登ったところで中切れの気配を感じて集団前方に位置取りする.序盤のペース変化に対しては余裕を持って対応できたので,昨年より地脚は付いてきた手応えがあった.
今年の先頭ペースは昨年よりも速かった! 特に森さんが積極的にペースを作ってたように見受けられ,平民な私は必死で付いていく展開.でも,苦しかったのは集団ペース以上に自分の調子が悪かったのだと思う.最近の調子なら昨年の同時期よりもパワーが出てるはずなのに何故か集団前方に出れない.我慢しながら先頭集団後方にくっついている状態が続きます.
トラブル発生はハーフ地点手前の長い下りセクション直前.ここまで高強度を維持してきたためか,我慢出来ない吐き気をもよおしてストップ.コース脇の草地に自転車を停めてしばらくゲーゲーしてしまいました.チャンピオンクラスのほぼ全員に抜かれた上,サポートのMAVICカーにも心配される始末でどうもすみません.このままレースを降りてしまおうかとも思いましたが,せっかくなので最後までは走ろうと思い,状態が落ち着くのを待ってから再スタートをきりました.
ハーフ手前の下り坂では完全にペダルを停めて下るような状態で全く力が入りません.よっしー選手のご家族に応援してもらったあたりから登れる程度には力が戻ってきたので,サイクリングモードでも最後までは走ろうと決めました.
前方から落ちてきた選手を何人かパスしながらしばらくまったり走っていると,暫くして HOTSTAFF S口さんと Synergy ポールさんが仲良く降ってきます.終了モードなご様子なのでお二人の前に出て引いてみるとポールさんが復調してきたご様子.そこでアシスト選手らしくしばらくペースで引っ張ってお仕事終了.1時間11分50秒と,実に昨年より 5分以上遅いタイムでのゴールでした.全くお話にならない・・・.
主要な面子の結果は,ヒルクライム優勝はよっしー選手,藤田さんは3番手で総合優勝をキープという,予想通りの展開でした.よっしーの強さと藤田さんの強さ&上手さを痛感したリザルトでした.
個人的には,ハーフ手前までは昨年以上の強度で登れてたとは思うので,進歩した点は若干ありました.でもそれを 60分間きっちり出せないと意味がない.ピーキングを失敗しても先頭集団に絡める力をつけないと,ホビーレーサーとしては失格.来年の鳥海はリベンジします.優勝目指して頑張ります.