Mt.鳥海バイシクルクラシック2009 2日目(ヒルクライム)

チャンピオンクラスで出走.1時間07分27秒で 10位でした.現在持っている力を出し切りましたが,残念ながら及びませんでした.
5時半起床>6時朝食>6時半から市街地の坂道&昨日の個人TTコースを使って1時間以上アップをしました.ザバス・ピットインチューブのピーチ味をしこたま持って,こまめに補給を撮りながらゆっくり心拍を上げておきます.じっとりと汗も出てきたし,昨日のTTで良い感じの脚の張りもあってそこそこペダルも回せている.今年はやる気なのです.
8時にパレードランを開始してスタート地点に移動.街の人がたくさん応援に出てくれているのですっごい楽しいのです.はっきり言ってヘタな実業団レースよりも数倍地元が盛り上がってるイベントだと思います.藤田選手の真横あたりに位置取りしてて最近の自身のレース状況について周囲の選手とお話しているのをダンボの耳(笑).彼氏は電動デュラは(バッテリーの)重量を気にして未導入とのこと.電動シフト方式自体は大絶賛でデメリットは一切感じてないそうでした.どっかレース一発だけ持てば良いというコンセプトで決戦用軽量バッテリーを出さないかなーと思っているそう.僕も激しく同意します.
8時20分,いよいよ我々チャンピオンクラスがスタートです.最初の平坦区間は集団一列棒状で突入.最初の登り区間に入っても,まだまだレースは先が長いからかそれほどペースもあがらず,割と遅めの淡々としたペースです.序盤苦手マンな私には非常に好都合なのでお言葉に甘えて集団のペースに乗ってアップをさせて頂きます(笑).今年のMt.富士に比べると極楽のようだ・・・.
しばらく大人しく走っているとどうやら身体が温まってきた模様.心拍も落ち着いて調子が上向いてきたのを確認して,集団の前方に上がってローテーションに加わる.ローテで先頭に出て集団を引き始めたところ,僕の引くペースが集団にとってちょうど良かったのか一本引き状態になった.こちらとしても変にペース変動があるよりは自分のペースで走った方が得策&同程度の実力の(=持ちタイム1時間7分〜10分台の)クライマー系選手を速めに振り落としておきたいため,しばらく一本引きなのは望むところ.若干集団のペースを上げて引き続けることにします.長時間のペース走勝負になると体重の軽いクライマー有利なので,ある程度速めの速度域でペース変化の激しいパンチャー向けの展開(絶対出力の必要な展開)にした方が僕にとっては嬉しいわけです.キツイケド・・・.しばらく頑張ったおかげで展開はほぼ自分の読みどおり.ハーフゴール手前の下り区間にも届かない早い段階で 10人程度の集団に絞り込むことができました.基本集団前側で展開して集団の長さを利用してキビシイ区間を登りきるほぼ理想の展開です.集団を観察すると持ちタイムが同じくらいの選手はほとんど振るい落とすことができたようで,残ったのは自分より強い面子ばかりです.あとはどこまで頑張れるか・・・.
ハーフ手前の下り区間で息を整えて,オールスポーツの写真撮影のために再び先頭で引いたりしながら(笑),いよいよレースも後半戦.気合を入れます.ここまではなるべく集団の前方に位置取りしましたが,さすがにそろそろ有力どころ選手が様子見でペースを揺さぶってきはじめました.彼らにとっては様子見の揺さぶりでも,僕のような底辺ライダーにとってはすんげーキビシイ(汗).上り区間のたびに苦悶の表情で集団に喰らい付きます.集団の中でヤバそうなのは自分(泣)と山形大学自転車部のオレンジジャージ君.あやうい中切れピンチをオレンジ君とお互いにブリッジしながら喰らい付いていきます・・・.何度かのピンチはオレンジ君ともがきあいながら凌ぎきりましたが,2度目の下り区間の手前でスレッショルドを越えて 2人で集団からさようならー.最後までもがいて集団についていこうとしましたけど力が足りませんでした.駄目でした.
前半の動きの分だけオレンジ君の方が元気なようで,彼氏からもじわりじわりと話されていきます.終盤は完全に単独走で登ったり下ったり.ここまでのハイペース(当社比)で使い切った脚には非常にきびしい.両脚が攣ってそれでもまわして,やむなくスポドリを身体にかけて冷やしながらペダルを回します.ラスト 3kmの給水所からはホントに厳しかった!! 和田峠よりも長く感じましたよ〜.後ろから聞こえる地元観客の声援で,ひたひたと追走が迫ってきているのが判るんですよね・・・.
厳しいながらも淡々とペース走で行って,後続集団からは辛くも逃げ切ってゴール.結果は 1時間07分27秒で 10番手でした.昨年のタイムには 10秒程度及びませんでしたが,今年の集団の中での積極的な動きを考えると,かなり成長は見られたと思います.心肺能力の不足,回復能力の不足,メディオ強度の向上の必要性,最後はオレンジ君に根性負けしたなーなど反省点は多々ありますけど,それでも内容の濃い 10位だったかなと思います.去年までの私なら前半の動きは出来なかったと思う.来年はハーフまでの積極的な走りを後半もできるように頑張ります.
ゴール地点ではチームメート&奥さんが登ってくる間にいろんな人とお話.よくレースでお会いする人,このレースでしかお会いしない人,チャンピオンクラスの強い選手の皆様,いろいろと自転車話ができて楽しかったです.また来年に向けたモチベーションが高まりました.