ツール・ド・フランス Stage.15 in HUB吉祥寺店

HOTSTAFFツール観戦会と称して,HUB吉祥寺店に繰り出しました.みなさんも勝負どころとみたのか,店内は大混雑です.飲物を注文してくるのにも手間取るくらいの繁盛振り.早めに行って大スクリーン前の席を確保しておいて良かった.下手すれば座れないところでした.マイナースポーツだからと甘く見てましたが,よく考えればマイナー故に熱狂的ファンも多いんですよねー.今度からはちゃんと席を予約しておこう.次回の HUB開催はブエルタか!?
HUBで撮った参加者のみなさんの写真はこちらから.パスワードは美ヶ原のときのと同じです.
さて,肝心のレース展開ははっきり言って,第14ステージとほぼ同じで,ステージ優勝者が違うだけ.あーあ.
 
 
(ここからネタバレ)
 
 
ピレネー最大の山場ともいえる第15ステージ.1級山岳が連発した上に,とどめの超級のヒルクライムでゴールという過酷なステージ.ディスカバリーは勝負を決めにくるはずですし,他のチームは一発逆転を狙ってしかけてくる・・・はず??
結構強い選手が揃っている逃げ集団を,ディスカバリーが引っ張るメイン集団が追う展開.逃げ集団はメイン集団にかなり差をつけて,一時は 18分差くらいまで広げる.最終のヒルクライムフォナックペレイロディスカバリーヒンカピーが飛び出し,ランスのアシストのために足を温存していたヒンカピーが最後のスプリントを制してステージ優勝.見事な走りでした.ペレイロヒンカピーのペースコントロールの中でよく頑張ったんですが,これは仕方ないですね.
メイン集団の方も,CSCディスカバリーが猛烈な引きで追い上げます.総合2位をキープしたい CSCと,Tモバイルと総合2位のラスムッセンとの差を広げたいディスカバリの目的が一致していることもありますが,やはりこのチームは連合を組んでるっぽい.ヴィノクロフのアタックで一気にペースを上げて,第14ステージと同様に バッソ,ランス,ウルリッヒの 3人に絞り込まれましたが,やはり同様にウルリッヒが遅れてしまいます.その後,ウルリッヒは先頭集団から落ちてきたセビーリャに引いてもらってようやく登れるくらいの売り切れっぷり.完全に Tモバイルが崩壊した瞬間でした.バッソとランスは強力にペースを上げて,最後はバッソがランスに譲ってもらうような形でフィニッシュ.
ヒンカピーも,クラシックの好成績によりワンデーレースでの強さに定評がありましたが,それに加えてステージレースでも強さを示せることを証明できた,いいレースだったと思います.結局はディスカバリーの強さが際立った結果になっちゃいましたが,面白かったです.