全日本実業団 飯田ロード2009

ERクラスで出走し,完走 17位でした.走り方によってはもう少し上を狙えたと思いますが,今の実力ではまずまずの出来だったと思います.密かにエース下克上を狙っていたのですが(笑),最後に千切られ敵いませんでした.出直してきます・・・.
K坂さんアトリエから飯田までは車で 1時間半〜2時間くらい.ERは午後からのレースなので朝は相当にゆったりです.身体が目覚める時間が取れるのはかなり嬉しい.朝ごはんを食べて,TVニュースを見てからのんびりと出発しても 11時半には会場入りできました.
ERの出走は TRゴール後の 13時20分.1時間くらい前からアップ走を開始し,ほどほどにインナーで回して心拍160くらいまで上げておきました.調子は悪くはないように思いますので,きっと良いのでしょう.ちょっとだけ TRを応援してから スタート 20分前くらいにスタート地点に行くと,ER選手が異常に早く整列を始めてて既にいっぱいいっぱい.結構後ろの方からのスタートとなってしまいました.まぁどうせ最初は人数多いしコースも狭い&直ぐに登りなので,ゆるゆるスタートですぐに前に出れるでしょ.
そういえば,スタート順番待ちスペースで FRの Ready Go! JAPANな皆様がローラーでアップをしてたんですが,混雑する場所での3本ローラーは如何なものかと思います.せめて固定ローラーにして欲しかったな.
さて,飯田のレースは初めて走るのですが,1周 11.5キロ・高低差 190mのキビシイコース.ERはこれを 4周しますから,これだけで積算 1000m UP近いはずです.ちなみに TRはここを 10周です.シンジラレナイ・・・!! 一応は前日の試走中に登りのポイント&下りのラインを観察しておきましたが,勝負どころはリンゴ坂,後半の長い下り直前の緩い登り,最後の下りのテクニカルセクションになりそうに思いました.(実際そうでした)
スタート直後の集団は上りが得意な選手・不得意な選手が混在していて結構デンジャラス.途中で道幅が狭くなっているところもあり,行き場の無くなった選手が道路をはみ出たりもしてました.僕も何回か押し出されて反対車線に行っちゃいましたが幸い大事には至らず.ほどなく第一次リストラが終わって集団も落ち着いてきたようだったので,道幅が広くなったところで集団前方(20〜30番手)に移動します.登り序盤のアベレージは遅めだったので,集団内も動きやすい.
心配していた下りセクションですが,さすがに実業団レースはみんな上手なので,攻めどころと無理をしてはいけないところのメリハリがしっかりしていて不安感がありません.コースレイアウトはテクニカルで死にそうに怖いのですが,或る意味安心して自然に下ることができました.まぁ僕は下りがヘタなので数人に抜かれちゃうわけなんですけど,そもそもこの区間は自分の土俵ではないので無理はしないのです.2個先あたりのコーナーを考えながらアウト・イン・アウト,あくまで基本に忠実に安全第一.
1周目を終わったところで集団は半分くらいには減ってるのかなぁ,集団の20番手以内にはいる位置で動きます.2周目の登り始めにバイク先導車から出された黒板で 1人逃げが発生しているを知り,その差は 40秒くらい.集団は若干ペースを上げてタイム差を観察する動きですが,すぐに 10秒縮む程度の逃げとわかり,これを容認.動きは落ち着きます.先頭の何人かにナチュラルに集団を抜け出す動き(オーベストの鈴木選手が積極的!)が見られましたが決定力は無さそうに見えたので放置,案の定しばらくすると集団に戻る.高橋よっしー選手も上り区間の要所要所で抜け出そうとするのですが,ヒルクラ系でキレはないのでチェックしやすくて助かりました.リンゴ坂を越えるあたりで大体上位の面子は固定されてきて 20〜30人くらいか.登りで若干バラけるも下りで固まって・・・を繰り返す.よっしー選手は下りが超苦手らしく先頭集団のペースは上がらないので,下り苦手マンとしては非常に助かりました.
3周目に入ったところで,きっと集団には動きがでてくるはず.自分としては,下りが苦手なので登りで平地&下り系選手との差を作っておきたい.そこで,3周目の登りの入りで集団の前方に出てペースを作って,下り系の集団との差を若干稼ぎます.すると有力どころが更にペースを作り,逃げの選手もここで吸収.そのまま先頭集団(10人程度?)についてリンゴ坂に突入することができ,ここまでは予定通り.しかしリンゴ坂終盤で先頭集団のペースに堪えきれなくなって千切れてしまいました.あと 100mを我慢できなかった.悔やんでも悔やみきれない.下りセクションで下り系集団に追いつかれ追い越される.平地で一つ後ろの集団を待って,なんとか最終周回に突入します.
幸い登りになると僕が速いみたいで,ペース走で走って前の集団を捕まえることができました.リンゴ坂をフラフラで登ってアップダウンセクションに突入.周りは分解した追走集団の中でも強めの面子 5〜6人です.まとまってアップダウンをこなしていきますが,しかし僕は焦っていたのかアップダウンの数を1個間違えたんですね・・・,引き離そうとかけた仕掛けが少し早すぎて,いったと思ったらまだ先に登りがありましてガビーン.ピークまで持たず集団に差されて微妙に差がついた状態で長い下りに入ってしまいました.下り苦手マンなのでこの微妙な差が徐々に開いていき,下りセクションをクリアしたときにはちょっと単独では追いつくにはキビシイ差.しょぼい失敗です・・・.
ゴール前では後ろからきたダイハツの若手選手とオジサンレーサーとの3人のスプリント.少人数スプリントの練習なんてしたことないので,結果はともかく練習と思ってチャレンジ(実は初体験).残り 200mまでは我慢して,3人横並びになったところでフェイクでダンシングで加速してみたところ,ダイハツ選手が釣れました! 飛び出したダイハツ君のオケツについて加速,これはもらった!っと思ったら,ダイハツ君のスピードがすげー速かった.オケツに張り付いたまま引きずりまわされて前に出られず,そのままゴール.まずますショボイ・・・.やっぱりスプリントってとても難しいですね・・・.
ともかく 2分51秒遅れ(しょぼい!)の 17位でなんとか完走し,実業団ポイントを 31p頂きました.ああ,せめて飯田で 1桁着順を狙えるくらいには頑張りたいなぁ・・・.やっぱレースの最終局面に絡みたいですよね.エース K坂さんは貫禄の 5位入賞(やはり勝負どころはリンゴ坂だったようです),あらきんさんは,本人は「2周走れば OK」なんて言っていたにも関わらず,大健闘の 3.5周! おきなわ130kmの登りペースにはかなり手ごたえがあった模様でした.
優勝はオッティモの増田選手,2位は Cusppedeの高橋よっしー選手,3位はオーベストの鈴木選手でした.鈴木さんは全般的に積極的にレースを作っていて本当に強かった.実は終始観察させて頂いていたのですが,頑張りどころと休みどころのメリハリが素晴らしく,局面には全て絡んでるんですよね.勉強になりますです.
K坂さんの ER表彰式を見て,温泉に入ってから,高速道路でバビューンと帰還.途中 大月I.C.から恒例の大渋滞が始まっているとの案内標示があったので,渋滞に入る前にここで降りて道志道経由で帰還.おかげで渋滞もなく 9時半には自宅に帰着できました.