久々の奥多摩練

週末はいろいろ用事があって,多摩川から読売ランド坂へのインターバル練しかできませんでした.そんな短時間の練習なのに,身体はボロボロ.心臓バクバク.本格的に鈍っている模様です.富士山ヒルクライムまであと1ヵ月半しかないのに,このままでは不味いのです.
そんなわけで,日曜日は意を決して奥多摩練習に行ってきた次第.ホントなら和田峠・入山峠・奥多摩周遊のコンボ練をしたかったのですが,午前中には大事な用事があり,夜は呑み会というわけで,太く短く奥多摩一本で行ってきました.
11時過ぎに自宅を出発.日が高くなって交通量の多くなった五日市街道をおそるおそる走って,12時半過ぎに奥多摩TTスタート地点に到着しました.上川乗までのダラダラ区間はそこそこのペースで,山小屋までが20分ちょいです.でも,そこからが辛かった.上川乗過ぎの短い激坂区間で乳酸がだくだくとたまります.やはり筋力が素晴らしく落ちている模様で,ちょっと走らないと衰えるのはあっという間ですね.さらに数馬の湯手前の激坂区間で危うく時速一ケタ台のヘロヘロモードに.数馬の湯までが 40分くらい,ゲートまでが55分くらいと全くのダメダメモードで,タイム計測をやめました.確かこないだの K.Araiさんが和田・入山をこなした後で1時間くらいのペースでしたから,状態としては似たようなものかもしれません.
そうそう,休んでいるときにロード練中の競輪選手(S級)に話し掛けられました.ケイリンから選手に支給されるらしいサイクルジャージがちょっとカッコ良い.なんでもインフルエンザにかかって 2月から休場して,現在リハビリトレーニング中だとか.90kgの筋肉の固まりで山登りは本当にキツそうです.自転車で飯を食っている人は,好きだろうと嫌いだろうと,年間を通じて自転車に乗りつづけないといけないわけで,本当に頭が下がります.彼が言うには好きで乗っていると上達も早いそうで,「『好きこそモノの上手なれ』は本当で,キライにならない距離感で自転車と向き合えるのは,趣味で自転車に乗る人の特権だよ」とおっしゃっていました.なるほどねー.
さて気分を変えて下っていくと,あれあれ,お腹が空いて力が出ない・・・.下り坂なのに上り坂よりもしんどいですよ・・・.これは久しく味わっていなかったハンガーノックの気配ですが,懐かしがっている場合ではありません.武蔵五日市から都内に引き返すほどの電車賃も持ち合わせていない今の状況では,ダウン=家に帰れないなのです.ヘロヘロと戸倉のセブンイレブンまで引き返して,「まるごと苺」と「薄皮あんぱん」をあっというまに完食.10分休んで力を貯めて,ばばっと多摩川CRを経由して引き返してきました.
そういえば,いい天気で暖かかった割には,クルマやバイクが少なかったですねー.多分,みんな自宅のテレビで WBCの決勝戦を観戦していたからなのでしょうね.非常に走りやすく,いい練習が出来ました.