エラス君問題は長期化しそう

正式な結果を出すためには追試をあと48時間が必要だということだそうです.どうやら前回の検査レポート(エラスのAサンプル検査のことを指してると思われる)に手続き上の不備があることも指摘されたようで,最終的な決着は長期化しちゃいそう.検査を担当している CSDのラボは金曜日までの継続検査を宣言しているので,エラスのブエルタ優勝剥奪の可能性はまだ残ってますね.エラスは今回の rEPO検査自体の正当性に疑問を呈しているようです.
いつもこの手のドーピング問題で思うのですが,Aサンプルの陽性判定の段階で(検査主催者側が)情報をリークするのは良くないですよね.ホントに誤検出するリスクがあるから2段階検査としているからには,推定無罪の原則で,Bサンプル陽性までは情報は一切流さない方が良いと思うのですよ.理路整然と科学的・論理的な筋道の上でやらないと,ドーピング検査が政治的な背景を帯びてるように取られかねないと思います*1.それは皆にとってマイナスだと思いますけどねー.

*1:ランスのゴタゴタをみると,(少なくとも自転車競技の世界では)帯びてると思われても仕方ないような気もしますが.