マジもんな「ナイト2000」

WRC Rally Japanは大盛況のうちに終わったようですが,DARPA(高等研究計画局.米国防総省のR&D部門)主催のロボット・ラリー「DARPA GRAND CHALLENGE」はこれから盛り上がるところ.この大会は,各種センサーやGPSなどを積み込んだ完全自律走行のロボット自動車が,人間を一切介さずにモハーベ砂漠の 240kmにも及ぶコースを 10時間以内で走破する!!・・・っていうすごい内容.優勝賞金も200万ドルというビッグイベントです.ちなみに今年は第2回なのですが,前回第1回大会は,10kmそこそこで全車リタイヤというションボリな結果でした.:-P 今回こそは完走チームは出るのか!?
ちなみに,DARPAの前身組織は ARPA.現在のインターネットの原型ともいえる TCP/IPネットワーク「ARPAnet」を作った,あの組織ですね.ARPAnetは「核攻撃で一拠点が壊滅しても迂回径路で運用できるネットワーク」という軍事コンセプトで開発したものでしたが,このロボット・ラリーも一応は軍事目的らしいです.大会を通じて軍事用の無人車両技術の技術促進を図る・・・とか.戦場で一番危険な補給物資輸送をロボットに任せて,兵士の犠牲を減らすってことなのかなぁ.