武蔵野美術大学・卒業製作発表会

Roofのバイトのリサちゃんとサヤカちゃんがいよいよ学校をご卒業.というわけで,ムサビの卒業制作発表会を見てきました.どちらの展示も素晴らしく良くできていて,面白かったですよ.リサちゃんは既にパフォーマーとして活躍しているという話を聴いていたのですが,サヤカちゃんのドキュメンタリーは意外な(失礼!)才能を感じさせる面白いものでした.
発表会は月曜日まで.ある意味人生をかけた製作だっただけに,学祭の展示よりも一生懸命やってる感があって良い展示になってると思います.ご近所のお暇のある方はぜひ行ってみてください.リサちゃんは 12号館の 1F,サヤカちゃんは同じ12号館の地下1F食堂横の中庭のビニールハウスでやってます.
リサちゃんは空間デザインとパフォーマンスのコラボといった内容でした.さすがパフォーマーとして鳴らしてるだけあって,技術的にも凄いことが素人目にも分かりますね.(身体の軸がブレないのです・・・.) ダンスも素晴らしく良かったのですが,背景セットの出来も細かく良く作られてて興味深かったです.床面に常時ビデオ映像でパフォーマンスを上映しているのですが,この映像,リサちゃんのダンスをマルチアングルでカメラ一発取りだそうですよ! 素晴らしい・・・!!

サヤカちゃんは家族をテーマにしたドキュメンタリーでした.苺栽培のビニールハウスを上映小屋にみたてたなかなか凝った演出.ネタバレになるといけないので細かくは書かないですが,彼女らしい面白い切り口のドキュメンタリーで,32分の上映時間を集中力切らずに見られるなかなかの出来栄えでした.映像も面白かったのですが,記帳ノートの横にある小冊子の文章も素敵なもので,とても気に入りました.あと,苺ごちそうさまでした.(笑)

ハタさんとシカさんも見物にこられたそうですよ〜.お二人の学生時代をすごした彫刻学科の展示も覗いてきました.最近の流行なのか,自分の内へ内へと潜っていくような作品が多いですね.個人的には外へ外へをさらけ出していくような作品がスキなので,少し残念です.まぁ学生くらいの年だったらモラトリアムというか自己探求をしているわけで,仕方ない面はあります.将来の活躍に期待です.