通勤の友

出勤前の駅のホームで飲む,ジューサーバーのホットスープが心の糧です.あったまろう.
最近の通勤の暇つぶし読書はコレ.

はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)

はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語 (幻冬舎新書)

小惑星探査衛星「はやぶさ」を巡るドキュメンタリーものなのですが,実のところページ数的にはペンシルロケットの糸川センセーからの宇宙研ネタが殆どを占めちゃってます.文章的にも宇宙研バンザイな臭いが鼻について,個人的にはキライな文体です.(まぁ確かに彼らのノウハウ蓄積は凄いし,はやぶさに至るまでの国内宇宙開発を理解するのにも大事なパートなので,仕方がないのですけどね.) なので,まず最初にプロローグとエピローグだけを読んでみるとよろしいかと.つい半年前の大騒ぎがフラッシュバックしてきますよ.
そういえば,HOT朝練の帰りに K.Araiさんに「なんで日本のマスコミは『はやぶさ失敗』って論調になっちゃうのか.内容から見たらイトカワに邂逅しただけでも大成功なのにねー」とボヤいた記憶があるのですが,そこらへんのところにも本書では言及されてました.なんで制御の大変な固体燃料を使ってるのか?という疑問も K.Araiさんに質問した記憶があるのですが,そこらへんも言及されてました.なので,これまでの一連のはやぶさの話題が一通り,一冊の本にまとまっているということだと思います.あの興奮を読み返してみるのに丁度よろしいかと.
ちなみにプロローグはいきなりイトカワへのタッチダウンです.思わず涙腺緩みます.