まったり休日

TOK2006-03-12

職場が変わってからというもの幕張勤務が多くなり,連日の片道 2時間超の通勤時間.ストレス好評増量中な毎日です.ストレスと疲れでグッタリな体調に加えて週末が天候不順気味なこともあり,自転車にも乗れていませんでした.ヤバイ・・・.ストレスもたまる・・・.
でも,今週末はすこぶるイイ感じの週末を過ごすことが出来た.
まず土曜日は素晴らしいピーカン.さすがに朝早く起きる元気は無かったけど,それでも11時くらいから自転車に乗って 多摩川CRをぐるぐる走ることができた.3週間くらい自転車を跨いでいなかったこともあり体のキレは全くなかった.それでも自転車を走らせることができただけで凄いハッピーな気分になれた.さらに京王閣近辺で偶然 HOT STAFFのエース,K坂氏と遭遇.(実は 多摩川CRでお会いしたのは初めてだったりして) 無礼にも僕は気付かなかったんですが,K坂氏の方が僕の HOT STAFFジャージと BHで気がついてくれて,追いかけてきたようです*1.最近の自転車生活の話とか,仕事の話とかをすることができ,いい気分転換になりました.モノ作りに携わる人の苦労って,業界は違えど似たところは多いですねぇ・・・.頑張って頂きたいのココロ.
そして日曜日はジブリ美術館に Go.前からずっと行きたくて生きたくてたまらなかったわけですが,ようやく訪れることができたわけです.すっごい面白かった.これで 1000円って安いですよー.
土星座のショートアニメ上映では,『星をかった日』を鑑賞.これがめちゃめちゃツボにハマリました.僕の好きな宮崎アニメの要素がたっぷり詰まっていますね.不思議な SFファンタジーっぽい世界背景があって,「時間局」とか「宇宙人」とかいろいろな??なキーワードが目白押しなんですが,作中ではそれらの説明は一切なされなかったりします.ただひたすら,水の流れる描写や風景,キャラクターの表情が圧倒的に丁寧に描かれている.おそらく,たまたまそういうSFな世界が舞台だっただけで,宮崎監督の語りたいモノは普通のストーリーの中に存在したのだろう.ちょっと藤子不二雄の SF(少し不思議)ものに通じるものがあるかもしれない.15分間のショートアニメの中で,1時間アニメくらいのいろいろなモノが語られていたように感じた.
そして,企画展示の『ハイジ』も凄く面白かった.30年前のアニメとはとても思えないくらい,よく出来ている.第一話の演出の意図の展示もすばらしく感動した.ストーリーの全ての描写が一本の線で繋がっているのを初めて知り,鳥肌がたってしまった.確か,HOT STAFFのタニさんがハイジ展で感動していたと Blogで書いていた思うけど,確かに凄い.「本当に良い物を作りたい」という作り手の執念を感じた展示だった.

そうそう,屋上のラピュタのロボット兵も間近で見てきた.風が強くてあまり屋上に人がいなかったからか,ちょっと悲しそうに見えた.せっかくの空中庭園なんだから,もう少しにぎやかな演出があるといいな.年齢制限でネコバスに乗れなかったのも悲しかった・・・.
あと展示で気になったのが,展示解説に日本語しかないところ.宮崎さんの解説とイラストはとても面白くて良いんだけど,ジブリ美術館って海外からの旅行者と思われる見学者が多かったんですよ.彼らが理解できるように,英訳の解説文も併記すればもっと良くなると思う.
全体的には,大満足の展示内容.1000円でこの内容は大バーゲンだと思いますよ.

*1:例によってファットタイヤの MTBで追いつかれてしまうあたり,自分の無力さを感じてしまいます(笑)