「ハウルの動く城」を観てきました

吉祥寺の某映画館で「ハウルの動く城」を観てきました.駅近くのは激混みだったので,ちょっと離れた小さい映画館を利用.デジタルフィルムじゃなかったのはかなり残念でいたが,(お子様が騒ぐ声を除いて)のんびり観れたのでよしとします.w)
映画の方ですが,予想してたよりも意外に面白かった.<失礼(笑)
確かに,展開やお話に???な所は多いです.解き明かされないまま埋もれてしまった伏線もテンコモリで,何が何やらで終わりますので,細かなストーリーを追い求めてはいけません*1.^o^; ましては「動く城」をめぐるスペクタクルロマンも求めたら駄目*2.^o^;;; んでも,ココ最近の宮崎アニメに見られたしつこいまでの説教臭さも薄れてるし,なんだかんだで退屈せずにラストまでひっぱりこまれます.???なストーリーも,多少のことは目をつぶって,ハウルとソフィーの少女漫画的なラブストーリーなんだと思えば,ご都合主義だらけもそれはそれでイイかな・・・と.
結局のところ,この「おとぎ話ストーリ」をすんなり許容できるかどうかが,本作に対する評価の分かれ目になるような気がします.(ちゅーことじゃないかと思うわけですよ.>そんちょさん)
配役は良かったんじゃないでしょうか.ハウル木村拓哉も,ソフィー(含・若いソフィー)の倍賞千恵子も,意外にはまってましたね.特にハウルの役回りなんて連ドラのキムタクの役そのまんま(を皮肉った)感じで,思わずわらっちゃいました.美輪明宏我修院達也もかなりイイ感じ.一番良かったのはハウルの弟子の声かな.ただ,大泉洋はもちょっと声の出番を増やして欲しかった.(笑)
総合的には 60〜70点くらいの出来にはなってると思いますよ.でも,次に見るのは金曜ロードショーでやるときでしょうけどね.(笑)
ところで,映画を見ながら思ってたんですが,未公開シーンを継ぎ足して 3時間枠ストーリーで作り直した「DVD ハウルの動く城・完全版」とか出さないだろーな??>ジブリ関係者様

*1:とはいえ,多分こういうことじゃないかな??って推測はできるんですよ.劇中でのストーリーや設定の説明・解明が,いわば「おとぎ話」的曖昧さをもってなされているとでもいいましょうか.童話の読み語りみたいに,母親がストーリーの足りない所(子供のツッコミ)に対して補足しながら読み聞かせると丁度イイ感じかな.

*2:原作小説のタイトルは「魔法使いハウルと炎の悪魔」というくらいで,つまりはお話のメインはそっちなのです.