どーいう語源なんだろう・・・

たまらん坂」ってすごいネーミングじゃないですか?? 確かにちょっと急な坂があるんですが,そんなたまらんような坂ってなワケでもないですし.おそらく,昔の人が,ここらで一服お茶をしてサボるために,「坂で休んでた」だと言い訳にならないので,「たまらん坂で休んでた」なんて言ってたに違いありません.そこから転じて「たまらん坂」.間違い無い.

(以下追記.「今日のトリビアコーナー」!!)
id:catstarさんから「漢字は“多摩蘭坂”だ」というご指摘を受けたので,ちょっと調べてみました.どうやら「斜度が急で,たまらん坂」だったので,当て字で“多摩蘭坂”と付いたという,ウソのようなホントのハナシ.その「たまらん」ってのが,誰が何故「たまらん」と言ったのかという理由も,黒井千次氏の短編小説『たまらん坂ISBN:4828822720)』の中で紹介されています.TOK的には,上に書いたのは冗談としても,近辺には国分寺分倍河原のような,太平記の舞台となっている地域が故に,戦に敗れた落ち武者が命からがら坂を逃げていったからだとかなんとか,もっともらしい歴史物語が背景にあるんだろうと予想.しかしながら,その真実はなんと!
「最近になって近くに学校ができて,遅刻しそうな学生たちが「たまらん,たまらん」と言いながら坂を駆け上がっていくところから名前が付いた」
とのこと.・・・まぢで!? 歴史のカケラすら無いじゃないっすかー.むしろ,冗談で書いた理由の方が真実に近い.(笑)
補足トリビア.以前この坂の近くには,ブレイクする前の忌野清志郎が数ヶ月ほど住んでいたそうです.そのときの様子を,同氏がかつて所属していた RCサクセションのアルバム『BLUE(ASIN:B00005FDUC)』に収録された“多摩蘭坂”という曲の中で歌っており,忌野清志郎ファンの間ではこの坂は「聖地」としてあがめられているそうな.72へぇ.