人体の不思議展

有楽町の東京国際フォーラムで開催されている『人体の不思議展』に行ってきました.この展示会の凄いところは,展示されている標本が“本物の人体標本”なところなのです.なんでも,"プラストミック標本"という新技術で作られた人体標本ということで,従来のホルマリン標本のような匂いもなく,手で触っても汚れる事なく,弾力性に富んでいてじかに触れて(!)観察でき,常温で半永久的に保存できる画期的な人体標本・・・だそうです.
展示品は,どれももの凄くリアルなものでした.ガラスの義眼とはいえ,標本と思わず目が合ったりしてビビったりもして.^^; 胎児の標本も 3ヶ月の状態でも一丁前に人間の形をしていて,なかなか考えさせられるものがあります.ちなみに喫煙者と非喫煙者の肺標本の比較なんかもされてて,禁煙したい人にオススメかも.(笑) なかなか見ることの出来ない角度から人間の体を観察できたのはとてもよい体験でした.人の体って良く出来てますね.一昔前の番組名ですが『驚異の小宇宙』とはよく言ったものですよ.
ちなみに,この展覧会に出されている人体標本は,生前の意志で献体されたご遺体から作られたものだということでした.